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NTT 東日本の 「シン・テレワークシステム」 サイト
本機能は、Beta 6 で追加されました。
シン・テレワークシステムの利用様態の統計を分析してみたところ、毎日、平日 (月曜日から金曜日) は、約 40% のサーバー側端末の電源が、朝 ON になり、夜 OFF になっていることが判明しました。図 1 のとおり、おもしろい形の突起状のグラフを描いています。我々のようなソフトウェア・エンジニアは、開発、ビルド、デバッグの作業上、たいていはオフィスや自宅の開発用 PC 端末の電源を常時 ON にしているため、なぜ、夜間は電源が OFF にされる端末が多いのか、その理由がまったく想像がつきませんでした。しかし、企業や自治体のエンタープライズ・システムに詳しい方のお話をお聞きしますと、比較的多くの組織では、現在のようなテレワークが推奨されている状況下でも、少なくとも 1 名の「PC の電源を入れる係」がオフィスに出勤し、朝、PC 端末の電源を入れて回り、夜は消して回る (なお、電源を消すことはユーザー自らリモートでも可能である) ルールが一般的であることが分かりました。これは、省エネ上非常に素晴らしいことですが、一方で、PC の電源を入れる係の方は、朝早く出勤しなければならず、大変です。
図 1. シン・テレワークシステムの中継システムにおける電源 ON 状態のサーバー端末の台数のおもしろい突起状のグラフ
そこで、毎朝、テレワークを開始しようとする社員が、自分の端末の PC の電源だけを遠隔から投入することができれば、誰か 1 名が朝早く出勤する必要がなくなり、便利・安全であると考えました。
遠隔の PC の電源を入れるためには、従来より、「Wake on LAN」という標準化された仕組みがあり、多くの PC 端末に標準搭載されています。ところが、Wake on LAN を利用するためには特殊なソフトウェアまたは「Wake on LAN アプライアンス」のような装置の導入が必要であり、一般的な企業や自治体ではそのための仕組みを新たに構築・導入することが困難な場合も多くあります。
そのため、今回、「シン・テレワークシステム」に「Wake on LAN」の機能を標準機能として追加し、遠隔で PC の電源を入れることができるようにしました。事前に「シン・テレワークシステム サーバー」の側で設定をしておけば、社員は、自分の PC の電源を自宅から入れることができます。電源を切る方法は、これまでどおり Windows シャットダウンコマンドを用いることができます。これにより、オフィスに 1 名も出勤する必要がなくなり、新型コロナウイルスの感染防止効果を期待することができます。
図 2 は、Wake on LAN 機能のイメージ図です。
図 2. Wake on LAN 機能のイメージ図
図 3 は、Wake on LAN 機能を起動するユーザー側の操作画面です。
図 3. Wake on LAN 機能を起動するユーザー側の操作画面
図 4 は、Wake on LAN 機能を設定する際の画面です。Wake on LAN 機能は、デフォルトで OFF にされています。予め、サーバー設定ツールで ON にしておく必要があります。詳しくは、以下の画面の説明書きをお読みください。
図 4. Wake on LAN 機能の設定図面 (サーバー設定ツール)
図 4 の Wake on LAN 設定画面には、「動作設定」の画面から、図 5 の赤枠のボタンをクリックすることで遷移できます。
図 5. Wake on LAN 機能の設定図面の開き方 (サーバー設定ツール)
なお、Wake on LAN 機能の仕組み上、職場の LAN 内にある PC のうち 1 台のみ、常に電源が入っている必要があります。たとえば職場の LAN に 100 台の PC がある場合、わずか 1 台の PC の電源を入れておくだけで、それら 100 台の PC のうち特定の PC を個別に指定して電源を ON することができます。常時電源 ON にする必要がある 1 台のマシンは、消費電力が少ないノート PC や古くなった旧型のマシンなどを有効活用することができます。
Wake on LAN 機能は、専用の装置や、複雑なコマンドや「MAC アドレス」の入力は不要で、GUI 上ですべて完結します。
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